佐土原人形について

佐土原人形は約400年前、日向国の佐土原(宮崎市北部)に住んでいた高麗人に人形の作り方を教えてもらったのが始まりといわれています。しかし、その年代には諸説あり確定していません。

戦国大名伊東氏の治世を経て島津藩に組み込まれてからは、京都と交流があったため伏見人形様の作風となりました。

中でも女の子の饅頭喰い人形が有名です。伏見人形に原型を持つこの人形は男の子でしたが、ますや三代目阪本兵三郎が髷(まげ)をつけて女の子となり現在に至ります。

子供が「お父さんとお母さん、どちらが好きか」と問われ、即座に持っていた饅頭を二つに割って「このどちらがおいしいか」と問い返したという逸話をもとに作られたといわれています。

昔から節句人形が作られ、明治時代には歌舞伎人形が多く作られました。当時佐土原で農民による玄人はだしの歌舞伎座がさかんで、歌舞伎がこよなく楽しまれたためです。歌舞伎を愛する人たちの思いが歌舞伎人形を作らせたのでしょう。

佐土原人形店ますやでは、代々伝えられてきた型や人形を大切に守りながら、人形の製作と保存に取り組んでいます。

ますやについて

阪本家は、かつて造り酒屋を営んでいたと伝えられています。屋号の「ますや」は、酒の枡に由来するものとされ、古い人形型の背中部分に「桝屋」と記されたものも多く残っています。現在、酒屋に関する資料や道具は残っていませんが、屋号は人形づくりとともに受け継がれてきました。

「きらびやかな人形よりも、じっと見ていると、味わいのでてくるものを作りたい」

この五代目岩切和子の言葉にはますやの人形作りの姿勢があらわれています。人々の日常に寄り添い、何気ない日々を豊かに彩る人形作りを心がけています。

人形について

子どもの姿を表した素朴なわらべ人形をはじめ、節句人形や歌舞伎人形、縁起物、干支人形など、さまざまな種類があります。時代の空気や願いが映し出されており、長く人々に親しまれてきました。

その制作には土型と石膏型といった型が使われ、伝統的な手押し製法と、効率的な鋳込み製法という二つの技法が受け継がれています。型や製法の違いによって、一体一体の表情や風合いにも個性が生まれます。

素朴でありながら奥深い、佐土原人形の世界。その魅力をぜひご覧ください。

わらべ人形

節句人形

歌舞伎人形

縁起物

風俗人形

干支人形

その他

体験教室

絵付け体験や制作コースなど、目的に応じた複数のコースをご用意しています。

施設情報


住所

〒880−0301
宮崎県宮崎市佐土原町上田島1396-11
070-9000-9374

※専用駐車場がございます。


営業時間

10:00~17:00
不定休

開店日時はHPやインスタグラムにてお知らせいたします